練習量を減らしても、心肺機能は衰えない?
大阪から1週間経ちました!
一昨日も奈良マラソンやさいたま国際マラソンなど、色々なレースがありましたね!
私はというと、大阪マラソンから、ずっとダウンしていました。
内臓疲労のようで、なかなか体がキツかった💦
こういうことは、過去に無く、それくらい出し切ったのかなぁと解釈しています!
昨日には体調もだいぶ回復し、練習を再開!
2km走を、6分47秒で走れました!
心肺機能の大きな衰えや体の疲労感も無く、快走でした!
私は普段から週2くらいの頻度しか練習しないので、今回のようにダウンして、
期間が空いても心肺機能は落ちません!
※先月の練習頻度 距離は平均100kmに近づけるために多めに走っている月です
これ、実は私だけが特別、体力が衰えないわけではありません!
「スポーツ生理学」という分野の中で、定説となっている所で、私でなくても当てはまる話なのです!
今回は月間100kmメソッドでよく質問される、
「ランニング頻度が少なくても心肺機能が衰えない理由」とその「メリット」、「その体になるために私がしてきたこと」をお伝えします!
【ランニング練習は毎日しないとすぐに体力が衰える?】
毎日走っておかないと不安になりますよね?
中学で陸上、高校でボクシングをしていた時の私もそうでした。
練習オフの日があったりすると、オフ明けの日が気持ち悪くて仕方がないので、オフでも軽いジョグをしていたくらいです。
そんなランナーさんも多いのでは??
スポーツ生理学の世界では
”トレーニング中止後1~2週間で最大酸素摂取量の低下が始まる”
とされています。
逆をいえば、
1週間内であれば、トレーニングを継続すれば大丈夫ということ。
学会のドクターがそれを言っていて、私もその事実を知って驚愕でした!!
でも事実、その体になってみると、本当にそうなのだと喜んでおります!
【頻度・量を減らせることで得られるメリット】
では、頻度・量を減らすことで得られるメリットは何でしょうか??
➀格段に怪我が減った
練習中、ちょっとした拍子で足を痛めることがありますよね?
その時の体調でその瞬間だけフォームが崩れ、出てしまう痛みってよくあります。
常にフォームが乱れていて出てくる痛みに関しては、修正が必要ですが、その時だけの痛みなら回復させれば、すぐに復帰できます。
ただ、毎日練習していると、なかなか回復できず慢性痛につながります。
そういった怪我は、練習頻度が減れば格段に減ります。
私もランダムに足に痛みが出ることがありますが、いかんせん週2の練習ですので、次に走る時には回復しきって痛み無く、忘れてしまっています。
➁メンタル面で安心
仕事の関係などで走れない日が続くとすごく不安に陥りませんか??
走らないと体力が落ちてしまう。。とストレスになることも。
ただ、走る頻度が少なければ、単純にその心配も減ります!
毎日に比べれば、週に2度なら時間は作りやすいものですよね!
➂他に当てられる時間が増える
毎日走ると時間に追われます。
走ることを第一優先に考えると、ケアやトレーニングは後回しになりがち。
私は走る時間が減ったことで、その分、身体操作感覚を高めるトレーニングや
筋力アップトレーニング・ケアに多くの時間を割けるようになりました!
【心肺機能が衰えない体になる方法】
本当に心肺機能が衰えずに上記メリットがあるなら、嬉しいですよね!
ただ、いきなり走る頻度・量を減らすと、実際はなかなかうまくはいきません!
ではどうしていったか、私の実践した方法を紹介します!
人間には「恒常性」という常に同じ状態であり続けようとする性質があります。
今の練習頻度や量に体は適応しているため、その状態を大きく逸脱(急に練習量を減らす)すると、体がうまく対応できないのです。
ですから徐々に練習量を減らす
ようにして、体を慣らせていきます!
私は週6日ほど練習をしていました。
その情報を知ってから、方法を考え、次の週の練習頻度を5日にしました。
適応してきたところで次は4日、3日と徐々に頻度を減らしていきました。
人によって適応させるのに何週かかるかは分かりませんが、タイムを計測しつつ様子をみて調節していきましょう!
すごく原始的ですが、分かりやすく取り組みやすいかと!
もし頻度を減らして一気に心肺機能が落ちてしまうのなら、朝に練習して、次の日は夜にするなど工夫をして、少しづつ間を空けてみてください!
理論的に証明されている以上、「できる」と分かれば、それを信じてやってみるだけです!
私はそうやって月間100kmの体を作り、怪我せず結果を更新できる体になってきました!
週2とまではいかずとも、練習頻度・量を減らせると、メリットがたくさんありますよ!